Medical診療案内
Medical 01一般歯科
なぜ虫歯になるの?
虫歯とは、虫歯菌がつくる酸によって歯のカルシウムが溶けている状態のことです。
その虫歯菌は、歯の表面に付いた食べかす(プラーク)が大好物!!だから、ご飯を食べたらきちんと歯を磨かなくてはいけないのですね。
さて、ここで豆知識。実は、歯は虫歯菌によって溶かされるだけでなく、自然にも溶けています。これを、歯科用語で「脱灰(だっかい)」といいます。 その一方で、歯が唾液中のカルシウムやリンを取り込んで、失ったカルシウムを補充します。これを「歯の再石灰化」といいます。皆さん、この言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そう、よく歯磨き粉のCMなどで出てくる言葉ですね。歯は、食べかすが付いていなくても、常にこの脱灰と再石灰化を繰り返してバランスをとっています。ですが、歯を磨かないでいると、自然な脱灰にプラスして虫歯菌による脱灰が起こり、バランスが崩れて虫歯になってしまうのです。
もちろん、歯を磨かない代わりに、キシリトールガムを噛めば大丈夫、なんてことはありませんよ。歯の表面が汚れていたら、カルシウムやリンが吸収されませんから…
自覚症状がなくても虫歯はある!
さて、虫歯になるメカニズムがわかったところで、「私は、歯は痛くないし、しみたりしないから虫歯なんてありません!」と思っている人はいませんか?
歯科では、虫歯を4段階に分けています。厳密にいうと、虫歯かな?そうじゃないかな?という微妙な虫歯になり始めの段階をいれて5段階に分けることもあります。それぞれ、(CO)、C1、C2、C3、C4と言う呼び方をします。実は、「C2」の段階以下ではほとんど自覚症状がありません。
とくに「CO」では、これが本当に虫歯かどうか悩むくらい見た目にはわからず、しばらく様子を見て、虫歯になるか観察する必要があります。ちなみにこれは「CO(シーオー)」と呼びます。この「O(オー)」は「Observation(オブザベーション)」、つまり「要観察」と言う意味です。
このように「CO」はまだ完全に虫歯になっていない可能性もあるのですが、「C1」「C2」は立派な(?)虫歯で、歯の表面が侵されています。
昔より技術が進歩し、多少の虫歯は歯を削らなくても済むようになったのですが、それでもほとんどの場合、やむを得ず虫歯を削って除去する必要があります。そして、その削った部分を、いわゆる「つめもの」で埋める治療を行います。
目に見えないレベルであれば、再石灰化で失った歯の表面を取り戻すことは出来ますが、はっきり虫歯になり、削ってしまった歯は二度と元には戻りません。「なんとか再石灰化で・・・」と言うわけにはいきませんので気をつけましょう。
しみたり、痛みを感じたらもう手遅れ!
「C1」「C2」は、歯の表面が侵されている程度ですが、これがもっとひどくなるとどうなるでしょう?
と、その前に、まずは歯の構造をご説明しましょう。
図のように、歯の一番外側にはエナメル質があり、その下に象牙質というものがあります。その下は歯髄という神経と血管がある部分です。
「C1」は表面のエナメル質が、「C2」はその下の象牙質までが侵された状態です。
そして、「C3」「C4」は、それぞれ神経と血管部分まで侵された状態と、歯の目に見える部分が全て溶けきってしまった状態です。
「C3」の状態では、死んでしまった神経を取り除き消毒をしてつめものをかぶせます。
そのため、残っている歯も除去し、神経を取りやすくします。
こうなると、根っこ以外は、もうあなたの歯はありません。
さらに、「C4」になると、ほとんどの場合歯を完全に抜いてしまうしか方法はありません。
虫歯の治療法
このように虫歯は、「CO」以外はほとんどの場合、最終的にはつめものでつめたり、かぶせものをかぶせるという方法になります。
しかし、一言で「つめる・かぶせる」と言っても、さまざま種類がありますので、お気軽にお問い合わせください。
また、やむを得ず歯を抜かなくてはならなくなった場合には、ブリッジや入れ歯を入れたり、インプラントで歯を補う方法があります。
Medical 02歯周病
歯周病ってどんな病気?
健康な状態では、歯と歯茎はぴったりくっついています。
歯周病とは、歯周病菌がこの歯と歯茎の隙間に入り込み、やがては歯槽骨(歯を支えている骨)に達し、この骨を溶かしてしまう病気です。
骨を溶かしてしまうなんて、歯を溶かしてしまう虫歯菌と同じくらい怖いですね。
もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます。
しかも、今や成人の8割が歯周病であると言われています。
そして、虫歯は歳をとるにつれてかかりにくくなるのですが、歯周病は、逆に、歳をとるにつれて進行します。
このように、ほとんどの人がかかっている上に、骨が溶け、健康な歯でも抜けてしまう怖い病気なのですが、本当に怖いのはこれだけではありません。
どうして歯周病になるの?
歯周病菌も、虫歯菌とおなじく歯に付いた食べかすを栄養源にしています。
この食べかすに、歯周病菌がとりつくとプラークができます。
皆さんの歯の表面はぬるぬるしていませんか?このぬるぬるがプラークです。
「プラークコントロール」という言葉を聞いたことがありませんか?このぬるぬるを取ることが「プラークコントロール」です。
きちんと歯磨きをしているのに、なぜ多くの方が歯周病にかかってしまうのでしょうか?
実は、ほとんどの方がきちんと歯磨きをしても、食べかすがきれいに取れたところで、「歯がきれいになった」と思っていることに原因があります。
そう、プラークは歯磨きをしたくらいでは落ちないのです。
さて、このプラークはその後どうなるのでしょう?
プラークは、やがて唾液中のカルシウムやリン酸を取り込み固まります。これが皆さんご存知の歯石です。
歯周病菌は、空気に触れると死んでしまうため、プラークという細菌の集団と歯石を作りながら歯茎の奥へ奥へと進んでいきます。
このため、歯茎が歯からはがれ、炎症を起こして腫れたりするのです。こうなると、もう重症です。
しかも、恐ろしいことにこのときまで、ほとんど自覚症状らしいものは現れません。そして、気が付いたときには、すでに重症なのです。
歯周病の治療法は?
歯周病の治療についてですが、現在、さまざまな治療法が研究されていますが、完全に歯周病を治療することはほとんど出来ません。
その1つの原因としては、たとえ一時的に歯周病菌を除去出来ても、誰のお口の中にでも、つまり家族のお口の中にも歯周病菌がいるので、自然と感染してしまうのです。
もちろん、一度歯周病にかかり、歯茎が歯からはがれてしまうと、ある程度引き締めることはできますが、完全に元通りには出来ません。
ですから、再度歯周病菌に感染すると、以前に出来た歯茎と歯の隙間に簡単に取り付いてしまいます。
ですから、最善の歯周病治療は、定期的にお口の中をきれいにすることです。
さきほどご説明しました「プラーク」はいくらきちんと歯磨きをしても取り除くことは困難です。
完全なプラークの除去をするには、歯科医院で歯科衛生士のようなプロが専門の器械を使って定期的に除去しなくてはなりません。
Medical 03予防歯科
虫歯や歯周病になるのは嫌ですよね。私たちも、皆さんの歯を削ったり抜いたりするのは、決して楽しいことではありません。
そこで私たちは、虫歯・歯周病の予防に力をいれ、一人一人に合わせた、予防プログラムを作成しています。
おうちでのお手入れと、医院でのケアを計画的に行うことで、最大の効果が発揮できます。
力をあわせて、“自分の歯で生きる幸せ“を継続しましょう!
削らない治療(ダイアグノデント)
今まで初期虫歯に関しては、目で見て診察し、治療の必要性を判断していました。私たちが導入したダイアグノデントを利用する事で、レーザー光で歯質変化を測定し、初期虫歯とそうでない場合の境目を明確に判断することができます。その事により、本当に必要な治療のみを行う事が可能になりました。「患者様の為に最適な治療を!」と、いつも考えております。
痛みの少ない治療
歯医者と言えば“痛い”が代名詞。私たちは、そんな意識を皆さんの心の中からなくしてしまいたいと考えています。ゆったりリラックスしていただける院内の環境整備、痛みを伴いやすい麻酔投与の工夫、痛みの少ないレーザーによる治療など、様々な方法で「歯医者 = 痛い」という固定観念を撲滅したいと思っています。皆さんにとってできるだけ身近な存在でありたい、そうすることで、虫歯や歯周病の早期発見、早期治療に結び付けられればと考えています。
Medical 04入れ歯
無くなった歯を放置しておくと、歯並びが悪化したり、健康に害を及ぼしたりする恐れがあります。
当院では、無くなってしまった歯を補うための、治療を行っています。
歯の補完については、入れ歯(義歯)が一般的ですが、その他にも、残った歯を支えにして金属をかぶせるクラウンや、歯を植え込むインプラントについてもご案内しています。
Medical 05小児歯科
歯の健康管理は赤ちゃんのころから始まっています!
お子様は、必ずと言ってよいほど、歯科医院に対して恐怖心を抱えています。
私たちは出来るだけリラックスして治療を受けてもらえるように心がけ、歯科治療に対する苦手意識を植え付けないように細心の注意を払っています。
小児歯科診療は、美しい永久歯の獲得と健康的な栄養摂取に重要な役割をはたします。
また、当院では大切なお子様の虫歯予防を積極的に行っています。
医院でのケアとご自宅でのお手入れ方法のご指導などにより、虫歯予防のお手伝いをさせていただきます。
歯を削ることなく、きれいな歯並びで、健全な永久歯をそろえ、健康な成人へと成長して欲しいと心から願っています。
Medical 06矯正歯科
歯並びが悪いまま放っておくと、将来的に肩こりや偏頭痛、顎関節症の原因になることがあります。
若い頃はよくても、歳を重ねるごとに体の不調が顕著に現れてきます。それらを改善するのが矯正治療です。
治療は長期間に渡る可能性もありますし、「痛い」「お金が掛かる」と思われがちです。
しかし、患者さまの将来的な健康を考えると、長い人生の一時期をご自分の健康に費やしてみる価値は十分にあると思います。
もし歯並びでお悩みでしたら、いつでも気兼ねなく相談してください。
Medical 07審美歯科
歯の色が気になる、つめもの、かぶせものを自然な歯の色にしたい、少しだけ出ている前歯をすっきり見せたい…など、虫歯・歯周病・歯並びに関してお悩みの方のために、審美歯科を行っています。
患者さまのご要望を聞きながら、最適な治療をご提案させていただきます。
プライバシーにも配慮していますので、安心してご相談ください。
Medical 08ホワイトニング
「歯が黄ばんでいる」「色が悪い」たったそれだけで人は不健康に見られがちです。
それは裏を返せば、「歯が白く美しい」と、生き生きして健康的に見えるともいえます。
茶渋やタバコのヤニによる着色、歳を重ねて変色してしまった歯、遺伝によって変色している歯を、薬剤を使って白くすることができます。
白く健康的な口元を手にいれましょう!